昨年、この時期にお伝えしていた「お笑いバス皆生温泉号」。今年も運行されるとのことです。若手落語家さんが落語を披露するだけでなく、観光ガイドをしてくれるおもしろ企画。
詳しくはこちらで。「お笑いバス皆生温泉号」平成21年2月6日(金)から運行開始!!
今までは大阪発のみだったものが、今年は京都からも乗れるようになってます。
運行期間: 2月6日(金)~3月22日(日)まで
※出発日は毎週金、土、日曜日のみ
バス料金は往復8,000円、片道4,500円
※宿泊費は別
喉頭がんを克服された立川流家元、談志師匠のインタビューが掲載されています。
老境に入った芸人はどう生きるべきか。喉頭(こうとう)がんを克服して昨年暮れ、高座に復帰した落語立川流家元、立川談志が模索を続けている。「年齢相応の枯れた芸」をかたくなに拒み、「現代に生きる落語」にこだわり続ける談志に心境を聞いた。
asahi.com(朝日新聞社):老いても、枯れない 喉頭がん克服、高座復帰の談志 – 落語 – 舞台
刺激的な娯楽がたくさんあるこの現代。その現代で、落語を如何にして現代の落語として進化させていくか。家元はまだまだ戦い、挑戦し続けます。
「年だからって戦線を縮小するつもりはない。でも自然にそうなっちゃうかも知れない。それがひどいなと感じたら、『やめよう』ということになる。でも、フレッド・アステアみたいに、やめられないんじゃないかな。身に染みこんだものは」
行ける限り落語会に行かなければ絶対後悔しますね、間違いなく。
立川談志 公演予定他

▲人生、成り行き―談志一代記
上野の鈴本演芸場の「よ」列の4,5番がラブラブシートとして、ちょっとした話題を振りまいています。
東京・上野の寄席「鈴本演芸場」の最後列に、2つだけ独立した座席がある。いつの間にか“ラブラブシート”の名が付いて、カップルらに人気。プロポーズの舞台になるなど、思わぬドラマも生まれている。
上野の鈴本演芸場にラブラブシート伝説 – MSN産経ニュースより。
もともと存在していなかったこの座席ができた経緯は、鈴本演芸場のオフィシャルサイトに詳しく載っていました。是非一読のほどを。
ニュースによるとプロポーズも行われたようで、実績も重ねつつあるようですよ。
昭和49年(1974)7月30日に始まった「にっかん飛切落語会」。今でも新にっかん飛切落語会として続いている落語会ですが、この度11枚組のCDボックスで貴重な音源が発売されました。

にっかん飛切落語会名人撰CD-BOX
収録されている主な方と演目は下記の通り。
六代目
三遊亭圓生 |
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五代目
柳家小さん |
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十代目
金原亭馬生 |
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三代目
三遊亭圓歌 |
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五代目
春風亭柳昇 |
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五代目
三遊亭圓樂 |
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三代目
古今亭志ん朝 |
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五代目
春風亭柳朝 |
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八代目
橘家圓蔵 |
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五代目
立川談志 |
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この「王道の落語残したかった 円楽ら“四天王”CDに (1/2ページ) – MSN産経ニュース」で円楽さんが、「にっかん飛切落語会」について語っています。
「当時は外道の落語がもてはやされていましたから、この会ではそれに対して、こういうのが正統派の落語なんだと。そんな気持ちで落語をやりましたね」
最後に今の観客の態度への注文も。
「昔は下手な落語家の時は寝ていて、うまい落語家が出てくるとぱっと起きる聞き上手が客席にたくさんいましたが、今の客は誰が出てきても笑っている。これじゃ落語家は育ちません」
はい、耳が痛いです。
『落語家はなぜ噺を忘れないのか』を執筆した柳家家緑さんが、新しい試みができないかインタビューで答えられています。
人気落語家の柳家花緑が「スーツ姿でいすに座って落語ができないか」と考えている。「近いうちに実験してみたい」という。突拍子もない考えのようだが、現代落語のあり方を真剣に考えた末のアイデアだ。
asahi.com(朝日新聞社):新機軸「スーツ落語」 柳家花緑、いすで新作の試み – 落語 – 舞台より。
なぜこういうアイデアを思いつくに至ったか。伝統芸能になってしまった落語を、現代芸能としてまた活躍させたいという想いがあるようです。
「江戸時代の寄席は、落語家も客も同じ着物姿で座布団に座っていた。噺も昔話ではなく、同時代の噺で熱狂していた。それなら我々もお客さんと同じ洋服で、いすに座って新作をやっていいはず」
その後、客は洋服になったが落語家は着物のまま。噺も古くなり、高座と客席に距離が生まれて、落語は「伝統芸能」になった。それを原点に戻そうという狙いだ。
いすに座ってスーツで落語をすることで何が変わるのか。家緑さんは、2つメリットを挙げています。
- 落語が活躍できる幅が広がる
- 国際化への道が開ける
デメリットも挙げています。誰でも落語に参入できるようになり、競争が激しくなる。
ただ個人的には、今の落語会に競争が生まれれば、結果的にいい結果に結びつくのではないかと思いました。今の着物に座布団というスタイルも残しつつ、一方で、寄席だけでなく、様々な場面にマッチする現代の落語のスタイル。
この辺は、談志師匠が現代落語論で語っていることが、ようやく実現できる機運が高まってきたという気がします。

▲落語家はなぜ噺を忘れないのか
落語ニュースを携帯からでも閲覧できるようにしました。

http://rakugonews.com/
URLは同じです。記事も同じものが表示されます。どちらもご愛顧のほどを、よろしくお願い申し上げます。
バイクで2007年4月1日から2008年4月1日まで日本全国を回って、各所で落語会を開いた桂三若さん。その記録が本になって発売されています。
着物や出囃子(でばやし)のCDなどを積んだバイクで昨年4月1日に大阪の天満天神繁昌亭前を出発し、翌日新潟市のそば屋で「桃太郎」などを演じたのを最初に、今年の4月1日の繁昌亭でのファイナル落語会まで、計471回の落語会を全都道府県で開いた。会場は公民館から居酒屋まで。演じたネタは47。聴いたお客はのべ3万8千人にのぼる。
asahi.com(朝日新聞社):バイクで全国巡り落語会 桂三若、1年間の記録を出版 – 落語 – 舞台より。
桂三若さんのブログに『桂三若落語武者修行ツアー2007~陽の訪れのように~』の詳細が出ています。面白いのはこの条件。
●その県に滞在してる期間でバイクで移動可能ならどこでも行かせて頂きます。
●違う県でもバイクで移動可能なら行かせて頂きます(例えば新潟に滞在してる期間に山形や福島など移動可能なら行かせて頂きますが、北海道にいる時に九州などは不可能です。)
●交通費は一切いりません。
●お客さんを20人以上集めて頂ければどこでも行かせて頂きます。
●会場は公民館でも居酒屋でもご自宅でも落語が出来るスペースさえあれば大丈夫です。
●着替える部屋もあれば有り難いです。
●用意するものは座布団と高座だけです。(あれば赤の毛氈をお願いします。)
●高座の高さは会場の広さにもよりますがお客さんが地べたに座って70〜100センチ、椅子席で100〜130センチでお願いします。
●高座の広さは畳一畳から二畳でお願いします。
●出演料は無料‥‥と言いたいとこですが、僕もご飯くらいは食べたいのでf^_^;一人あたり500円とさせて頂きます。(つまり最低20人ですから、まぁそんなもんです。)
●それ以上にお気持ち(御祝儀等)を頂くのは、修行の旅としてやらせて頂いてるのですから一切お断り
してませんf^_^;
●一人500円の出演料はお客様から頂いても結構ですし、主催者の方が代表して出して頂いても結構です。
●大人数の場合などは相談にもちろん応じます。
●だいたい一回の公演は落語二席で一時間弱です。
●47席のネタで47都道府県を周ります。
●泊めて頂けるとこがあればどこでも泊まらして頂きます!
●打ち上げ等ももちろん参加させて頂きます(^O^)
●その他、臨機応変に対応します!お気軽にご相談下さいませ!
●来年の4月1日に帰って来ます。その日の晩に繁昌亭で独演会があります。
この条件でこの出発から、いったいどんな修行を送られたのでしょうか。
興味がある方は、出版されたこの本「ニッポン落語むちゃ修行」で。
こうやって「落語ニュース」なんて銘打って遊んでいますが、「インターネットは落語に適したメディアです」と、春風亭正朝師匠が落語協会のサイトや「インターネット落語会」について語っています。
私の本業はインターネットを活用してビジネス展開するお手伝いですが、正朝師匠の仰っていることとは正当でまさにその通りです。
インターネットはテレビと違い、落語家が個人で情報を発信できる。また、落語をじっくり見てもらえるのも強みだ。「テレビは意外に落語向きじゃないんです。テレビだと、カメラのアングルが変わったり、コマーシャルが入ったりして気が散るでしょ。ネット配信にはそれがない。かえって落語を楽しめるんじゃないかな」。
客層、ファン層を拡げる活動と同時に、既存のファンの方々も楽しんでもらう。テレビは、層の拡大には今でも向いていると思いますが、一対多である以上、なかなか面と向かってコミュニケーションはできるもんじゃない。
今まではテレビしか有効なメディアがないので、それでも不満は起きなかったのだと思いますが、インターネットは落語家個人が顔を見せて、ファンとコミュニケーションできてしまう。手間がかかって面倒くさいけど、それがテレビでできなかったことで、落語がインターネットとの親和性が高いゆえんだと思います。しかし落語だけに当てはまることではないんですけどね
だからこの文があっても驚く事じゃない。この努力を怠らないからこそ、盛り上がってきているのだと思います。
驚くのは、運営しているのが落語協会所属の落語家や芸人たち自身ということだ。月ごとに当番を決め、興行やけいこの合間にコンテンツの投稿、メルマガの編集などをする。
NHK新人演芸大賞を受賞された三遊亭王楽さんが、ブログに当日の様子をアップしています。
さんゆうていおうらくのはじめてのブログ: 決戦は土曜日…!
本番の順番を決めるくじ引きの様子や、3年前の大賞受賞者立川志ら乃さんがお見えだったことなどが書かれています。
放送当日確かめたくなるエピソードもあり、ぜひ一読のほど。
私の出身は和歌山県。東京では場所を知らない人が多く、近畿では風の当たらない扇風機の裏側と呼ばれる和歌山県。帰省する度に寂れていくのを体感して、侘びしい気持ちになってしまいます。
そんな和歌山ですが、和歌山の言葉「和歌山弁」を操り、落語を繰り出す桂枝曾丸さんのインタビュー記事が載っていました。
ある日、海南市の一席で、本来は大阪弁でやらなあかんのに、ポロっと和歌山弁が出てしもて。恥ずかしいって思ったんです。でも、お客さんが笑ってくれて。客席との距離が、一気に縮まったと感じました。
あがら紀の人 落語家桂枝曾丸さん 和歌山市出身 : 和歌山 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)より。
きっかけは最初からねらった和歌山弁落語ではなく、ふと口をついて出た和歌山弁だったとのこと。面白いなぁ。ちなみに私、東京に出てきて9年経ちますが、和歌山弁と標準語が混ざった言葉を喋っています。それでも何とか皆さんとコミュニケーションできてますよ。
とりあえずこの映像は必見です。和歌山弁落語ってどんなんよ?という方はぜひご覧ください。

▲桂枝曾丸 和歌山弁落語劇場