『落語家はなぜ噺を忘れないのか』を執筆した柳家家緑さんが、新しい試みができないかインタビューで答えられています。
人気落語家の柳家花緑が「スーツ姿でいすに座って落語ができないか」と考えている。「近いうちに実験してみたい」という。突拍子もない考えのようだが、現代落語のあり方を真剣に考えた末のアイデアだ。
asahi.com(朝日新聞社):新機軸「スーツ落語」 柳家花緑、いすで新作の試み – 落語 – 舞台より。
なぜこういうアイデアを思いつくに至ったか。伝統芸能になってしまった落語を、現代芸能としてまた活躍させたいという想いがあるようです。
「江戸時代の寄席は、落語家も客も同じ着物姿で座布団に座っていた。噺も昔話ではなく、同時代の噺で熱狂していた。それなら我々もお客さんと同じ洋服で、いすに座って新作をやっていいはず」
その後、客は洋服になったが落語家は着物のまま。噺も古くなり、高座と客席に距離が生まれて、落語は「伝統芸能」になった。それを原点に戻そうという狙いだ。
いすに座ってスーツで落語をすることで何が変わるのか。家緑さんは、2つメリットを挙げています。
- 落語が活躍できる幅が広がる
- 国際化への道が開ける
デメリットも挙げています。誰でも落語に参入できるようになり、競争が激しくなる。
ただ個人的には、今の落語会に競争が生まれれば、結果的にいい結果に結びつくのではないかと思いました。今の着物に座布団というスタイルも残しつつ、一方で、寄席だけでなく、様々な場面にマッチする現代の落語のスタイル。
この辺は、談志師匠が現代落語論で語っていることが、ようやく実現できる機運が高まってきたという気がします。

▲落語家はなぜ噺を忘れないのか
三遊亭楽太郎さんの六代目三遊亭円楽襲名披露は、なんと新宿の末広亭に決定しました。
2010年2月に6代目・三遊亭円楽を襲名する三遊亭楽太郎(58)の襲名披露が寄席(定席)で行われることが22日、分かった。
楽太郎32年ぶり寄席…落語協会脱退もファンのため歌丸会長が快諾:芸能:スポーツ報知より。
円楽師匠の落語協会脱退で、有名どころの定席がなくなった円楽一門会。
浅草演芸ホール、鈴本演芸場、新宿末廣亭、池袋演芸場の寄席での定席を持つ事が出来ない替わりに永谷商事が所有するお江戸両国亭で毎月1~15日、「両国寄席」として円楽一門の落語会を行っている。(円楽一門会 – Wikipedia)
そんな円楽一門会の楽太郎さんが、なぜ出演できるようになったか。
協会員以外の定席出演は極めて異例だが、役員会の出席理事12人の満場一致で、芸術協会の興行で6代目円楽襲名披露を行うことを快諾した。楽太郎からの申し出を議題として取り上げた歌丸会長は「寄席は落語家の一番の道場。落語ファンにとってもいいこと。先々の落語界のためにもいいこと」と話した。
さて、どんな襲名披露になるのでしょうか。いま判っている情報はこんな感じ。
「笑点」メンバーとして親交が深い歌丸会長、三遊亭小遊三副会長(61)、春風亭昇太(49)が出演するほか、円楽一門の落語家が「口上」に並ぶ予定。スケジュールは今後、楽太郎と相談して決めるが、新宿末広亭での3月下席(21~30日)が濃厚だ。
その場で見ることは難しいかもしれませんが、今からワクワクしてしまいます。
脱会して復帰というのは、どこの世界でもあることで、落語会も然り。
上方落語協会(大阪市北区、桂三枝会長)を脱会していた故・桂枝雀門下の人気落語家で歌手の桂雀三郎(じゃくさぶろう)さん、桂雀松さんら4人が17日、協会に復帰した。
asahi.com(朝日新聞社):上方落語協会脱会の4人が復帰 歌手の桂雀三郎さんらより。
枝雀さんの脱会のいきさつはここをご覧ください。94年といえば、私は和歌山で中学生でした。知らなかったなぁ、こんな事が起こっていたことは。
今回復帰された4名

▲桂 枝雀 落語大全 第一集 [DVD]
鉄の世界、それは魅惑の世界。
鉄道が好きな落語家二人が、趣味の落語と、愛する鉄道をネタに落語会を開きます。今回は第二弾!

『鉄』の世界 梅団治・しん吉二人会
日時: 2008年12月16日(火) 18:30開演(18:00開場)
場所: 天満天神繁昌亭
料金: 前売 2,000円/当日 2,500円(全席自由)
開口一番: 笑福亭松五
●趣味の『演芸』
桂梅團治(「千早振る」)
桂しん吉(「くっしゃみ講釈」)
-中入-
●本気の『鉄』
桂しん吉(鉄道落語創作中)
桂梅團治(鉄道落語創作中)
本気の鉄道写真スライドショー 梅團治&しん吉
※梅團治撮影の鉄道写真、オリジナル卓上カレンダーが当たる抽選会あり
チケット
・天満天神繁昌亭チケット窓口 電話 06-6352-7874
・チケットぴあ 電話 0570-02-9988 (Pコード 597-700)
ちなみに、梅団治さんは写真を撮るのが好きな「撮り鉄」、しん吉さんは乗るのが好きな「乗り鉄」。
とても心がひかれますが、大阪は行けない。。。
昨年の『鉄』の世界~梅団治・しん吉二人会に行かれた方のブログから。
しかし、鉄道のこと興味ない人にはちょっと辛い落語会だったと思います。
『鉄』の世界~梅団治・しん吉二人会 さんきちRAINBOW/ウェブリブログ
かなり濃い会のようです。落語好きで鉄分が濃い方はバッチリですね
落語ニュースを携帯からでも閲覧できるようにしました。

http://rakugonews.com/
URLは同じです。記事も同じものが表示されます。どちらもご愛顧のほどを、よろしくお願い申し上げます。
繁昌亭は活気がありますねー。
上方落語の定席「天満天神繁昌亭」(大阪市北区天神橋)に12月9日、無料休憩所「輪茶輪茶庵(わちゃわちゃあん)」がオープンした。
天満天神繁昌亭に無料休憩所「輪茶輪茶庵(わちゃわちゃあん)」オープン – 梅田経済新聞より。
このわちゃわちゃという言葉。意味はというと「大阪弁で大勢がペチャクチャとしゃべり合う様子」とのこと。和歌山では使ってたかなー、どうかなーと、和歌山を離れて久しい私は覚えていません
輪茶輪茶庵を作ったきっかけは、繁昌亭に並ぶ人が多くなったので、少しでも休んでもらえるようにということみたいです。
命名した三枝師匠曰く、「入門から3年以内の修行中の落語家が『勉強の場』として高座を開くこともできる」「周りにも『輪茶輪茶庵』をいっぱい作って楽しい場所を増やしていきたい」ということですので、面白い展開が聞こえてきたら、また書きます。

▲繁昌亭らいぶシリーズ3桂吉弥「ちりとてちん」「くっしゃみ講釈」
桂ざこば師匠がご自身で寄席を作ってしまいました。
落語家の桂ざこば(61)が大阪市西成区に寄席小屋「動楽亭」を開設し、9日に同所で会見した。
ざこば寄席小屋”交流”期待!動楽亭開設で会見 ― スポニチ Sponichi Annex 大阪より。
落語家自身で本格的に寄席をオープンさせた裏側はこう。
実家に隣接する土地に親族がマンションを建設。実家で若手落語家を集めて「まくらの会」を開いていたざこばは、1フロアを丸ごと寄席小屋として設計を依頼した。約100人収容でき「地下鉄動物園前駅に近いし“道楽”にも引っかけて」と動楽亭と命名した。
しかも別の記事によれば、「総工費は不明だが「ローンはウン十年ですわ…」と笑った。(デイリースポーツonline)」ということらしいです。そうとう注ぎ込んでいる模様。
着々と演目は決まっているようで、こけら落としはなんと「五代目桂米団治襲名披露公演」。その後は一門関係で、「桂ざこば一門会」「年越しオールナイト落語会」。
場所は詳しい住所が不明ですが、地下鉄「動物園前」1番出口すぐということなので、おそらくこの辺。
大きな地図で見る

▲THE ざこば
NHK「ラジオ名人寄席」で、TBSの音源が無断使用されていた問題の調査結果が発表されました。
今年3月に放送が終了したNHKの「ラジオ名人寄席」が、他の放送局などが収録した古典落語の音源を無許可使用していた問題で、NHKは8日、該当するのは7社の91演目(延べ205回放送)だったとする調査結果を公表した。
NHK、無許可使用7社91演目 ラジオ名人寄席 – 47NEWS(よんななニュース)より。
当初「無断使用は100件以上に及ぶ可能性がある」という話でしたが、91演目、延べ205回放送とに及んでしまいました。
担当者は厳重処分、司会者の玉置さんは使用料として1,300万円支払う意向とのこと。通常一回当たりいくらぐらいなんでしょうね。1,300万円だと、1回使用毎に6万円強。昔のことだから利息つき?
また別の問題も発覚。
これとは別に「NHKサービスセンター」が発売した落語CD・カセット商品「ラジオ名人寄席」の中に、市販のレコードから無許可で使用した音源3演目が含まれていたことが判明。同センターは商品を廃盤にした。
落語家の仕事って何をすることでしょうか?そんな疑問に答える授業が開かれたそうです。
宝塚市立西山小学校(松本正校長)で2日、総合学習の授業の一環として落語家の林家染左さんと毎日新聞阪神支局の山田奈緒記者の仕事内容などを聞く授業があり、6年生約80人が参加した。
総合学習:落語家と記者のお仕事って何?--宝塚・西山小 /兵庫 – 毎日jp(毎日新聞)より。
染左さんは「1人で何人もの人を演じ分けて話すのが落語家の仕事」とお答えになっております。他の落語家の方々は、いったいどう表現されるんでしょうか。
いま立川談志師匠の「現代落語論」を読んでいます。この本に答えの一つが出ているかもしれません。

▲幇間は死なず―落語に学ぶ仕事術
京都の中京区にある銭湯「錦湯」で、落語会が開かれました。
中京区の銭湯「錦湯」で24日、落語家・林家染二さん(47)の独演会があり、大ネタ「らくだ」など2題が披露された。
落語:銭湯で独演会 脱衣場に高座、林家染二さんが「らくだ」熱演--中京区 /京都 – 毎日jp(毎日新聞)より。
銭湯で落語、となると高座はどこに設置されたか。答えは「男湯の脱衣場」でした。asahi.com:錦湯(中京区)-マイタウン京都によると、錦湯は「外観や脱衣場がほぼ建築当時(1927年)のまま残って」いるとのことで、良い雰囲気の落語会だったのではないでしょうか。

▲落語ライブ「らくだ」 (林家染二)